MPK合宿対抗戦&シーズン11トリプル使用構築
MPKの夏合宿で支部対抗戦をやるにあたり、チームに他にトリプル勢がいなかったために僕がトリプルの担当になった。
合宿の支部対抗戦では、”チーム内での同名ポケモンの二匹以上の使用禁止”というルールがあった。シングルでガルーラを使うなら、ダブルやその他のルールでもガルーラは使えない・・・とそんな感じ。そのため、他ルールの担当者との話し合いは必須だった。
トリプルは割とパーティの幅が広く他ルールではまず使われないだろうなというポケモンが使えそうなのであまり苦労しないだろうと思っていたが、パーティは二転三転、メチャクチャ苦労した・・・
初めはガルーラ軸(なぜかガルが余ってた)の追い風パにピッピの縮小この指戦法を加えた”ガルピッピ構築”(「”ガルピッピ”の響きが”彼ぴっぴ”みたいで面白い」というクソみたいなことをこの時は考えていた)を使っていたが、なんか弱くて解体。
代わりに何を使おうと考えていたタイミングで、同チームのローテ担当が、ローテで使っていた雨パを解体するらしいとの話が。おいおい雨パとかなんかトリプルでめっちゃ強いって聞いたことあるし使うっきゃないっしょ!って感じで雨パの記事を読みあさった。
ただ、やはり一番メジャーなのは滅びによる勝ち筋を広くした”雨滅び”構築で、メガ枠がゲンガーであることがほとんどだった。ゲンガーはシングルにすでに持って行かれていたので、メガ枠がゲンガー以外の雨構築を探した。
そこで見つけたのが、メガ枠がクチートの『イユ雨』と呼ばれる構築だった。『イユ雨』についてざっくり説明させていただくと、両壁を貼って、①上から雨での高火力②トリルクチート③滅びの歌という3つの戦法で勝ちを狙いに行く構築。今回のパーティはこの『イユ雨』を軸に自分なりにカスタマイズしたものになる。
パーティ解説
最高レート 1722
ニョロトノ(NN ヒメサマン)あめふらし @きょうせいギプス
のんき 197(252)-×-124(140)-110-135(116)-67(最遅)
熱湯 アンコール 守る 滅びの歌
ひかえめ 159(68)-×-116(4)-161(252)-116(4)-128(180)
ハイドロポンプ 濁流 竜の波動 守る
ルンパッパ(NN メキ♂シコ)すいすい @たつじんのおび
ひかえめ 155-×-90-156(252)-121(4)-122(252)
クチート(NN ロリゴリラ)いかく→ちからもち @クチートナイト
ゆうかん 157(252)-150(252)-105-×-76(4)-49 (最遅)
じゃれつく ふいうち 岩雪崩 守る
ゴチルゼル(NN マスオさん)かげふみ @オボンのみ
なまいき 176(244)-×-129(108)-115-165(156)-63 (最遅)
トリックルーム 癒しの波動 守る 挑発
ゆうかん 219-189(252)-98(140)-×-95(116)-49 (最遅)
個別解説
ニョロトノ:雨起動要員。きょうせいギプスの出落ち感がヤバい。最遅ニョロトノがギプスを持つと、無振り20族、最遅40族相当の素早さになる(なぜか記事を書くまで無振り25族相当と勘違いしてた)。これには、①バンギと同じタイミングで繰り出した時天候を奪える。②トリックルーム下で上からアンコールを打てる。③滅びで互いに全滅した時の判定勝ちを狙える。という3つの大きな利点があり、特に③は実際に支部対抗戦でのミラーで勝敗を分けた点になったように思う。もともとはずぶといでS個体値もVのやつを使っていたが、コレのためにのんき最遅を厳選しなおした。鉄球じゃなくてギプスなのは単に鉄球持ってなかったから。どうせトリックとかされないしええやろ。NNは当時逆転検事をやってたのでそこから。
キングドラ:雨下エースその1。先輩からの借り物。そのため調整はよくわかってない。なぜか濁流の枠をなみのりで使っており、前日に「濁流だったらクチートとかにダメージ入んないじゃん!」となったため急遽先輩から濁流持ちの個体をお借りした。ありがとうございます。
ルンパッパ:雨下エースその2。もともとのイユ雨ではサポート役として耐久に厚めだったのを、雨下エースとして火力を高めた。ただしその代わりアローのブレバを耐えなくなったため、猫騙しを利用するなどして何が何でも殺られる前に殺らねばならない。高速の猫騙しはとても便利。技が粉で吸われないのもGOOD。ネストボール入り。
クチート:メガ枠。トリル下エース。圧倒的な火力はゴリラそのもの。じゃれつくだけで甘えた耐久のポケモンを粉微塵にする。トリル下でアローのブレバより早く不意打って倒すのが楽しい。ラブラブボール入り。
ゴチルゼル:かげふみ要員兼トリル起動要員。サイキネどうせ打たないしと思って挑発に変えたら相手のトリルを封じるなどして活きた。もともとは非トリルでモロバレルに打とうと思っての採用。やることがないときは癒しの波動をバラ撒く。この指で吸われてキレる。ヒールボール入り。
ハリテヤマ:①トリルアタッカーがもう一体くらい欲しい②ギルガルドへの打点が欲しい③ワイドガードが欲しい この3つを満たす神ポケとして採用されたのがこのポケモン。おまけに猫騙しもついてきた。猫とワイガしてるだけでもかなり活躍してくれた。上の3条件だけならドダイトスも当てはまるなあと思ったが、パーティが特殊寄りなのと、実際の使用感として猫騙しがかなり活きたため、ハリテヤマで正解だったように思う。もともとのイユ雨では壁クレッフィだったが、クレッフィがシングルに持って行かれてたこと、代わりとして初めパーティに入っていたニャオニクスをイマイチ使いこなせなかったことからこうなった。
パーティ総括
もともとのパーティから、トリル下での動きでより有利になるような形にカスタマイズしていって出来たのがこのパーティである。トリルがないときはすいすいで上から殴ったりクチートの耐性耐久不意打ちを利用し戦う。素早さを上からと下からでサンドイッチしながら相手を殲滅し、ラスト3体を滅びで仕留める動きがかなり強力だと感じた。
しかしそれだけに、それをさせない相手、例えば天候要員がめっちゃいっぱいいるパーティや、トリル封印、また、トリル下でこのパーティの誰よりも早く動いて動きを制限してくるモロバレル入りのパーティへの勝率は悪かった。特にモロバレルは、こちら側からの有効打が乏しく、もともとクレッフィの神秘で何とかなっていたであろう胞子もどうにもならないため非常にキツかった。あのポケモンマジでヤバいと思う。
あと、なんか微妙に耐久調整とかしてあるけど何耐え調整かとかはぶっちゃけ覚えてないです。
対抗戦総括
合宿対抗戦における個人戦績は2勝2敗。負け試合の一つは晴れ要員3体パーティで、もう一つはモロバレル入りトリパだった。モロバレル入りの方に勝っていれば優勝だったのでメチャクチャ悔しかった。ただ、今回を期にトリプルに今までで一番真剣に取り組めたので、とても楽しかったし有意義だったと思う。もともと対抗戦のために組んだパーティだったが、練習がてらレートに潜っていたら1700達成出来たので嬉しかった。
ただ、シングルとダブルの両方でクレッフィを使ってることが発覚してペナルティを受けたり、シングルで持ち物を持たせ忘れたまま戦っちゃってたのは、ちょっとさすがにアレだったなと思いました!!
今度同じようなルールで対抗戦をやることがあるなら、直前の全員でのパーティ確認を欠かさないようにしようと思いました。