おさじの落書き帳

好きなことを書きます

運ゲー及び勝負事についての考え方

 ミミドーの記事を書きながら、ポケモンというゲームに存在する「こんらん」、「ねむり」という状態から色々思うところがあったので書かせていただきます。
初めに断っておきますがあくまで個人の見解です。読みながら不愉快だと思われたらブラウザバックしてください。





 どこかでどなたかが書いていた文章と似た書き方になるかもしれませんが、ポケモンというゲームには勝敗が存在します。ポケモンに限らず勝敗が存在するものにおいては、誰もが勝利を得るために努力するのは当然で、そのためにどのような手段を取るかは人それぞれだと思います(あくまでルールの範囲内である限りですが)。
また、ポケモンというゲームは、急所なり技外しなり少なからず運の要素が絡むゲームです。そして、こんらんやねむりという状態はその運の要素を大きく自分側に有利に傾かせることができる要素だと思います。
今回の僕の場合は当たり運も非常に良かったです。


 今回、自分が優勝した際に、「あんな構築が優勝しちゃいけねえよ」というような声をちらほら聞きました。多くの方は冗談で言っていたことだと理解はしていますが、僕にはちょっとひっかかるものがありました。
 おそらくそうした発言の中には、フラフラダンスやダークホールを押し付ける理不尽な戦い方に納得がいっていないというニュアンスが少なからず含まれていたと思います。僕もシングルバトルで幾度となくいばるに屈してきた身なのでその納得いかない気持ちは分かります。
 しかし、いばるもフラフラダンスもダークホールもゲーム内でルールの範囲内に存在する以上、それを使って勝利を目指すことは許されて然るべきだと僕は思います。どんな勝負事においても、相手が嫌がることをするのは勝つためには当然のことです。そして、勝つために手段を選ばなかった人を、綺麗な手段だけで勝てると信じた結果負けた人が非難するのはおかしいと思います(そもそもルールの範囲内なので綺麗も汚いもありませんが伝わりやすさを重視してこの表現を使っています)。

なので、自分が混乱や催眠を使って勝つのが嫌だからといって、それを使っている人を非難するのは勝敗の存在するゲームにおいてナンセンスだと思います(ここらへんの考え方はポケモンカードガマゲロゲEXにボコボコにされた時期に培いました。上の混乱や催眠にあたる部分をガマゲロゲEXなどに置き換えてもらっても成り立つと思います)。そんなわけで、自分で言うのもなんですが、優勝した以上、優勝するのがおかしい、優勝してはいけない構築なんてものは存在しないと思います。

 僕は今回の定例会の予選において、一試合だけなすすべなく敗北した試合があります。ミミドーの記事を参照していただければお分かりいただける通り、その時自分はミミロップドーブルを先発で選出していたのですが、相手の方はゲッコウガクロバットを先発で選出していました。2ターン目にメガミミロップでおさきにどうぞ→ドーブルダークホールの流れを決めるため、1ターン目はミミロップメガシンカ&ゲッコウガねこだましドーブルニードルガードを選択していたのですが、相手はそれに対しゲッコウガまもる、クロバットおいかぜを選択していました。その後はおさきにどうぞも意味を成さず、ドーブルは挑発を受け、構築のコンセプトが崩れて何もできずに敗北しました。
 このように、今回自分が使ったミミドーという構築も、速い挑発持ちに弱かったり、最速起きや混乱で自傷しなかった場合など実は穴だらけのものです。苦手な相手や対策も確実に存在しており、運ゲーをそもそも仕掛けられない展開にすることも十分可能です。ただ、もちろんこちら側もそうした弱点が存在することは承知しているため、対策の対策もしっかり考えます。ラムを潰すためのフラダンだったり、アローやクロバの選出を抑えるためのボルトロスバンギラスがそれにあたります。また、配置もミミドーの狙いを悟られにくいようにミミロップドーブルを縦にも横にも並ばないように置いたりしました。
 ミミドーを軸にしたパーティを知ったきっかけは先輩でしたが、パーティ構築におけるメタゲームにおいてミミドーの戦法を完璧に対策できるパーティはそう多くないだろうと考えた上で僕は自分で今回ミミドーを使うことに決めました。実際その予想通り、毎試合必ずフラフラダンスかダークホール、またはその両方が決まり、勝つことができました。したがって、そもそもフラダンやダクホのどちらかを通せた時点で(所謂運ゲーに持ち込めた時点で)構築、選出ではほぼ勝ったようなものだと自分の中では思ってました。

 厳しい言い方になりますが
「対策しない方が悪い」
「対策切ってても勝てると踏んでそのパーティを使ってる以上その戦法決められて負けても文句は言えない」
「知らない戦法だから対策しようがなかった は、知らない方が悪い」

「ルールを破っていないならば、どんな戦法も非難を受けるべきではない」

ということです。僕からすると、ある戦法に対して完全に対策できていないパーティで、「そんな戦法使って勝つなんてけしからん!」と言うのは、例えばシングルで受けループ使ってる人が「メガゲンガーがパーティに入ってるなんて汚い!」って言ってるのと大して変わらないと思うのです(例えが伝わりにくいかも)。

なんだか調子に乗ってるみたいな言い方に聞こえてしまっていたらすみません。しかし、今回の定例会において自分は決して適当に運ゲー仕掛けて勝とうなんて思っていなかったこと、そして何より、勝つために手段を選ばないことが非難されるのはおかしいということを伝えるために今回筆を執らせていただきました。伝わっていれば幸いです。

拙文ではありますがここまで長い文章を読んでいただいてありがとうございました。






バンギラスボルトロスポケモンとしてのチョイス以外は完全に適当でした。それに関しては本当すみませんでした。